国語の苦手を克服するための勉強方法

国語は一度苦手意識をもってしまうとなかなかそれを払拭することは難しく、苦手意識を持ち続けてしまいがちです。国語は受験で必ず通らなくてはならない科目ですから、なるべく早く苦手を克服してしまいましょう。

会話量を増やしてみよう

家族や友達間での会話を増やしてみましょう。人と話すことで自分の気持ちを分かりやすく他人に伝える能力を鍛えることができます。会話が増えることで、道筋を立てて物事を伝えることや、正しく言葉をつかうこと、語彙力などを自然と身に着けていくことができます。また、学校や塾の先生など、身近な大人と話すときには言葉の使い方を意識したり、より端的に伝えることができるようになると、国語に対する苦手意識が自然となくなっていくでしょう。

文章を読もう

国語は文章を読み解く科目のため、文章に触れることを避け続けてしまうと苦手を克服することはできません。長文を読むことが苦手だと感じている場合は、まずは短い文章を読むということを習慣づけてみましょう。本が苦手だという場合は対象年齢を少し下げた文章を読んでみたり、少しでも興味を持った本を手に取ってみましょう。

その時、親御さんはその本に関する質問や感想などを聞いてみることで、本の内容を要約する力や自分の考えをまとめる力を養うことができるので、文章に触れることと会話をセットに考えていくと負担なく学習することができます。

文章を想像してみましょう

文章を文字のままただ読んでいるだけで言葉として理解できていないケースがあります。文章を読むときに声を出せる環境であれば、黙読ではなく音読してみましょう。目だけで読むよりも五感を多く使いながら文章を読むことができるので文章を理解しやすくなります。そして文章から絵や図に表せることがあれば描いてみましょう。絵などに表すことに慣れてきたら頭の中だけでイメージしても情景が浮かぶようになります。文章を読んで情景がパッと思い浮かぶようになるまでまずは描いてみましょう。

漢字を覚えましょう

読めない漢字があるとそれだけで嫌な気持ちになってしまい、理解できないと思ってしまいがちです。もし、分からない単語があれば前後の文章からなんとなく推測してみましょう。そして、分からない漢字に出会ったときはそのままにしないようにしましょう。読み方と意味を調べて、次であったときには書けるように、意味を理解できるようにすぐ調べることを意識しましょう。

漢字は中学受験だけで必要なのではなく、高校受験、大学受験それ以降も必ず必要になりますから、常に知らない言葉・分からない漢字にであったら調べて覚えるということを習慣づけるようにしましょう。

問題の解き方を理解しましょう

字数指定がある場合や、抜き出しの場合など、それぞれ設問で提示された条件に沿った解答ができるように慣れておきましょう。また、理由を問われたときは「~から。」で答えるなど、解き方のルールがあるので覚えてきちんと使えるようにしましょう。

本文の内容をきちんと答えられるようにしましょう

国語の問題は文章に書かれている内容を答えなくてはなりません。基本的には「あなたの意見を述べなさい」と言われない限り、自分の主観を解答に混ぜてはいけません。本文の内容をそのまま書くことを意識して、客観と主観を混合しないようにしましょう。

記述は白紙にしない

記述問題は完全解答でなくても、部分点があります。分からないからといって白紙のままにしてしまうと部分点すらもらえなくなってしまうので、とにかく何かを書くようにしましょう。まずは字数を埋める、部分点を狙うことを目標にとりあえず書くということができるようになりましょう。

まとめ

国語力は急に身に着くものではありません。毎日の積み重ねで少しずつ語彙力や読解力が身についていきますので、焦らずにコツコツと苦手を克服していきましょう。